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月別アーカイブ: 2025年11月

黒江システム技研のよもやま話~第16回~

皆さんこんにちは!

黒江システム技研、更新担当の中西です。

 

~止めない・止まらない省人化システムへ!~

 

省人化システムを導入した企業様から、よくこんなお声をいただきます。

「導入してからが本番ですね…!」

その通りなんです😊
どれだけ立派なシステムでも、止まってしまっては意味がありません。
今回は、設置後の保守・点検・修理の重要性について、現場目線でお話していきます💬


1. 省人化システムは“動き続けてこそ価値”がある⚙️

省人化システムは、多くの場合、

  • 生産ラインの要となる工程

  • 出荷・梱包のボトルネック解消

  • 在庫管理・ロジスティクスの中枢

など、「止まると全体に影響が出る」場所を担っています。

だからこそ、

  • 突然の停止 → 出荷遅延・残業増

  • センサー不良 → 不良品の混入・クレーム

  • 通信トラブル → データが残らない・追跡不能

といったトラブルは、現場のストレスにも、利益にも大きなダメージを与えます😖


2. 「壊れてから呼ぶ」から「壊れる前に手を打つ」へ🔁

従来の設備保全は、
「壊れたらメーカーや業者を呼ぶ」というスタイルが一般的でした。

しかし、省人化システムは

  • 機械

  • センサー

  • 制御盤

  • ネットワーク

  • ソフトウェア

が複雑に絡み合っています。
どこか一つが不調でも、全体が止まることがあります。

そこで重要なのが、予防保全・状態監視・定期点検です💡


3. 実際に行っている保守・点検の内容🔍

ここからは、私たちが省人化システム導入後に行っている
「保守・点検・修理」の具体的な内容をご紹介します。

① 定期点検(年次・月次など)の実施📆

システムの重要度や稼働時間に合わせて、

  • 年1回の総点検

  • 半年ごとの機能チェック

  • 月次の簡易点検

などのプランを組みます。

点検内容の一例👇

  • 各センサーの反応チェック

  • 配線のゆるみ・断線・劣化の確認

  • ロボット・モーターの動作音・温度チェック

  • 制御盤内の清掃・端子の緩み確認

  • バックアップデータ・ログの確認

これらを行うことで、
「まだ故障していないけれど兆候が出ている部分」を早期に発見し、
大きなトラブルになる前に手を打つことができます🛠️

② 消耗品の交換・クリーニング🧹

省人化システムといっても、

  • ベルト・ローラー

  • クランプのゴム部品

  • フィルターやファン

  • グリス・オイル

など、どうしても物理的に消耗する部分があります。

これらは、「壊れてから」だと遅く、

  • 生産ライン停止

  • 副資材のロス

  • 清掃・復旧に余計な時間

などが発生してしまいます。

定期的な交換・清掃をスケジュール化しておくことで、
現場の安定稼働に大きく貢献できます✨

③ ソフトウェア・設定の見直し💻

省人化システムは、稼働していく中で

  • 取り扱う製品のサイズや仕様が変わる

  • 作業手順が改善される

  • ライン構成が変わる

といった変化が起こります。

その際、ソフトの設定や画面表示を現状に合わせて見直すことも大切です。

  • タクトタイムの変更

  • 製品マスタの追加・編集

  • 表示メッセージの分かりやすさ改善

  • ログの取り方の見直し

など、ちょっとした調整で、
「使い勝手の良さ」がグッと変わります😊


4. トラブル発生!そんなとき、どう動く?🚨

どれだけ予防保全をしていても、
機械である以上、100%トラブルゼロは現実的ではありません。

そこで私たちは、トラブル時の対応も含めて
「止めない・止まらない仕組みづくり」を意識しています。

① まずは電話・オンラインで状況確認📞💬

  • どういうときに止まったか

  • 画面にどんなエラー表示が出ているか

  • 直前に何か設定変更や工事がなかったか

などをヒアリングし、
遠隔で対応できる内容であれば、即座にリモートサポートで対応します。

簡単なエラーであれば、
「このボタンを押してみてください」
「この設定画面を開いて、値を確認してみてください」
といった形で、電話口で復旧することもあります👍

② 駆けつけ対応が必要なケース

部品の破損・機械的な故障など、
現地での対応が必要な場合は、エリアごとのサービス体制で駆けつけます🚐💨

点検履歴やシステムの仕様を社内で共有しているため、

  • 使用している型式

  • 予備部品の有無

  • 過去のトラブル履歴

などを踏まえたうえで、できるだけ一度の訪問で復旧できるよう準備をして伺います。


5. 現場と一緒に「育てる」省人化システム🌱

省人化システムは、導入して終わりではなく、
現場と一緒に育てていく“パートナー”のような存在です。

たとえば、導入から1年ほど経つと、

  • 作業者さんがシステムに慣れてきて、もっと活用したくなる

  • 「ここも自動化できないかな?」という新しいアイデアが出てくる

  • データを分析して、さらなる改善が見えてくる

といった“成長のタイミング”がやってきます🌟

そんなときに、

  • 追加センサーの導入

  • 表示器の増設

  • ソフトのカスタマイズ

  • レイアウトの微調整

などを行いながら、段階的に省人化レベルを高めていくことができます。


6. よくある不安・疑問にもお答えします🙋‍♀️🙋‍♂️

Q. 保守契約って、絶対に必要ですか?

➡ 必須ではありませんが、「止められないライン」ほどおすすめしています。
突発対応だけだと、どうしても「壊れてからの対応」になり、
結果としてコストもリスクも大きくなりがちです。

Q. 自社でできる日常点検ってありますか?

➡ はい、たくさんあります😊

  • 異音や振動がないか

  • センサーに汚れやゴミが付着していないか

  • 非常停止ボタンが正常に動作するか
    など、現場の方でもチェックできる項目を、一覧表にしてお渡しすることも可能です📝

Q. 24時間稼働なんですが、対応してもらえますか?

➡ プランやエリアによりますが、夜間・休日の緊急対応メニューをご用意することもできます。
事前にラインの重要度やリスクを一緒に整理し、最適な保守スタイルをご提案します。


7. まとめ:省人化システムは「導入+保守」で本領発揮💪

  • 省人化システムは、止まらず動き続けてこそ価値がある

  • 「壊れてから呼ぶ」ではなく、「壊れる前に点検」が結果的に安く・安全✨

  • 定期点検・消耗品交換・ソフト調整などが、安定稼働のカギ🔑

  • トラブル時も、リモート+駆けつけ体制でサポート

  • 現場と一緒に、システムを“育てていく”視点が大切🌱

「省人化を導入してみたいけれど、運用や保守が不安…」
「今使っているシステムを、もっと上手に活用したい」

そんなお悩みがあれば、
設計〜設置・保守・修理までワンストップで対応できる私たちに、ぜひ一度ご相談ください📩

現場の皆さんが、安心してボタンを押せる。
夜、ラインを止めて帰るときにも、不安が少しでも減る。

そんな“頼れる相棒”としての省人化システムづくりを、
これからも一緒に進めていけたら嬉しいです🤝✨

 

 


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黒江システム技研のよもやま話~第15回~

皆さんこんにちは!

黒江システム技研、更新担当の中西です。

 

~省人化システムで現場はこう変わる~

 

 

「人手不足をなんとかしたい」「ミスを減らして生産性を上げたい」と感じている現場は、年々増えています。

  • 作業スタッフが集まらない😢

  • ベテランが退職して、ノウハウが失われつつある

  • 残業が多く、働き方改革にも対応しきれていない

  • ヒューマンエラーによるクレームやロスが気になる

そんな状況を根本から見直す手段の一つが、省人化システムの導入です。
今回は、**「設計〜設置までの全体像」**を、できるだけ分かりやすくお伝えしていきます💡


1. そもそも「省人化システム」って何?🤔

省人化システムとは、簡単に言うと
**「人がやっている作業を、機械・IT・仕組み化で置き換える/支援するシステム」**のことです。

たとえば…

  • コンベア+ロボットアームでの自動仕分け

  • センサーでの自動計量・検査

  • AGV(無人搬送車)による運搬の自動化

  • タブレットや表示器での指示・記録のデジタル化

など、現場によって形はさまざまですが、共通しているのは

「人にしかできない仕事」に人を集中させ、
「繰り返し作業」「重い・危険な作業」はシステムに任せる

という発想です✨


2. いきなりロボット導入…は失敗のもと?😅

よくあるのが、
「とりあえずロボットを1台入れてみよう」
というスタートの仕方です。

もちろん、テスト導入自体は悪いことではありませんが、

  • 周辺のレイアウトがそのまま

  • 上流・下流の作業とのつながりを考えていない

  • データの流れ(指示・実績)がバラバラ

といった状態だと、本来の力が発揮されず、「あまり効果が出なかった…」という結果になりがちです💦

そこで私たちは、設計段階を何よりも大切にしています。


3. 省人化システム設計のステップ📝

ここでは、私たちが実際に行っている「設計」の流れをご紹介します。

① 現場ヒアリング・現地調査👀

まずは現場に足を運び、

  • 作業の流れ(動線)

  • 人やモノの動き

  • 設備の配置

  • 現場の「困りごと」

を細かくヒアリング・観察していきます。

このとき大事なのが、机上の数字だけで判断しないこと
現場のスタッフさんの口から出る、

「ここが一番しんどい」
「ここでよく詰まるんです」
「この作業はベテランじゃないと難しい」

といった生の声が、設計のヒントになります✨

② 課題の整理と「優先順位づけ」📊

次に、ヒアリング内容をもとに

  • どの工程にムダ・ムリ・ムラが多いか

  • どの作業を自動化すると効果が大きいか

  • 逆に、今は人のまま残した方が良い作業はどれか

を整理していきます。

すべてを一気に自動化するのではなく、

  1. 効果が大きいところ

  2. 導入ハードルが低いところ

  3. 将来の拡張がしやすいところ

のバランスを見ながら、優先順位をつけていくのがポイントです👍

③ コンセプト設計・レイアウト検討📐

課題が整理できたら、

  • 搬送ラインのレイアウト

  • ロボット・機器の配置

  • 作業者の立ち位置や動線

  • 安全柵・センサーの配置

などを図面に落とし込んでいきます。

この段階で、
「作業者はどこで何をするのか」
「どのタイミングでシステムが動くのか」
をイメージしながら設計することで、後のトラブルを大幅に減らせます🌟

④ 投資額と効果の試算💴

省人化は、どうしても初期投資が発生します。
そこで重要になるのが、コストと効果の見える化です。

  • 何名分の作業を置き換えられるのか

  • 残業時間はどの程度削減できるのか

  • 不良率・ロス率の低減効果

  • 何年で投資回収できるのか

これらを数字でシミュレーションし、
「この規模なら3年で回収」
「ここまでやると5年スパンの投資」
といった形でご提案します📈


4. 設置工事のリアルな流れ🛠️

設計内容に合意いただいたら、いよいよ設置工事です。
ここでは、よくあるパターンを簡単にご紹介します。

① 既存設備との調整・レイアウト変更

  • 既存ラインを一部撤去・移設

  • 電源・配線・配管のルート変更

  • 床のアンカー打ちや補強

など、「新しいシステムを置くための下準備」を行います。

② 機器搬入・据付

ロボット、コンベア、ラック、センサーなどの機器を搬入し、
図面通りに据え付けていきます。

このとき重要なのが、
安全柵・非常停止スイッチ・センサーの配置です🚨
省人化が進むほど、機械が自動で動くエリアが増えるため、
「人が誤って侵入しない仕組みづくり」が欠かせません。

③ 試運転・動作確認

機器の据付が終わったら、

  • 単体での動作確認

  • ライン全体の連動確認

  • 異常停止時の挙動確認

などを繰り返し行い、問題がないかをチェックします。

そのうえで、実際の製品やダミーを流しながら、
現場スタッフさんにも立ち会っていただき、細かな調整を行います。

「この表示、もう少し大きくしてほしい」
「このタイミングでブザーが鳴ると分かりやすい」

といった現場からの要望を反映しながら、
より使いやすいシステムへと仕上げていきます✨


5. 「導入して終わり」ではなく、スタートライン🚀

省人化システムは、導入した直後よりも、
半年〜1年使っていく中で本当の効果が見え始めることが多いです。

  • 現場がシステムに慣れてくる

  • データが蓄積されてくる

  • ボトルネックが別の工程に移ってくる

こうした変化に合わせて、

  • ソフトの微調整

  • レイアウトの見直し

  • センサー位置の変更

などを重ねていくことで、
「生きた省人化システム」へと育っていきます🌱

私たちは、設計〜設置だけでなく、
その後の運用・改善まで含めて、長くお付き合いできるパートナーでありたいと考えています😊


6. まとめ✨

  • 省人化システムは「人を減らす」のではなく、「人にしかできない仕事に集中してもらう」ための仕組み

  • 設計段階で現場の声をしっかり聞き、課題を整理し、優先順位をつけることが成功のカギ🔑

  • 設置工事では、安全性と現場の使いやすさを両立させることが重要

  • 導入後も運用改善を続けていくことで、投資効果を最大化できる💴

「うちの現場でも省人化できるのかな?」
「まずはどこから手をつけたらいい?」

そんな疑問があれば、ぜひお気軽にご相談ください📩
一緒に、現場に合った“等身大の省人化”を考えていきましょう🤝✨

 


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