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皆さんこんにちは!
黒江システム技研、更新担当の中西です。
~やりがい~
人手不足・多品種化・コスト高。現場の課題が絡み合ういま、
省人化システムは設計→設置→修理(保全)まで“運用で価値を出し切る”ことが勝負です。
ここでは、発注側のリアルなニーズと、現場で感じるやりがいを、実務に直結する形で整理します。
目次
Speed(立上げの速さ):短工期・早期安定化。FAT/SATとモジュール化。
Stability(安定可用性):止めない運用。冗長・予兆保全・遠隔支援。
Savings(省人・省コスト):人時削減・タクト短縮・歩留まり改善・LCC最適。
Safety/Security(安全・サイバー):リスクアセスメント、権限管理、パッチ計画。
Sustainability(省エネ・再生):エネルギー原単位低減、EoL対策、再生部品活用。
投資回収の見通し(人時・OEE・CO₂削減のKPI定義)
スケール可能性(他ライン/他拠点への横展開)
段取り替えの速さ(SKU変動対応、治具・レシピの一元管理)
保守性(ログ・部品EoL・手順の標準化)
トレーサビリティ(稼働・不良・介入ログ)
安全+セキュアの両立(安全回路とネットワークポリシー整合)
操作の簡単さ(UI、アンドン、異常時のガイダンス)
夜間無人の安心感(自動復旧・遠隔支援・明確なエスカレーション)
設計:標準プラットフォーム+差分設計/3Dシミュレーション/リスクアセスメント(SIL/PL)。
設置:プレハーネス・ユニット化、FAT→SATの試験項目固定、受入安全チェックリスト。
修理:TBM→CBM→PdMの段階運用、重要部位(振動・温度・電流)の閾値設計、遠隔診断。
データ:OEEダッシュボード、停止要因Pareto、レシピ・ソフトのバックアップ/リストア。
サイバー:ユーザー権限・証跡・パッチ計画・ネットワーク分離(VLAN/防火壁)。
設計者:仮想試運転どおりに初回で流れが決まる瞬間。
据付・立上げ:夜間切替→翌朝定常稼働で現場から「助かった」。
保全エンジニア:予兆を掴み止まる前に直す、ログで自分の貢献が見える。
データ運用担当:OEE・不良率がチューニングで目に見えて改善。
PM/営業:設備ではなく効果(人時・CO₂・品質)で指名される喜び。
タイム・トゥ・バリュー短縮:テンプレ部品・モジュール設計、標準FAT/SAT。
現場翻訳力:ダッシュボードを現場の意思決定に落とす(誰が、何を、いつ変える)。
SLAと成果指標:MTTR・可用性・OEE・エネ原単位のSLA運用。
EoL/サプライ対策:代替部品提案、逆設計、年次更新計画。
セーフティ×セキュリティ:安全回路・非常停止・権限管理の整合設計。
A. 設計前ヒアリング10項目
目的KPI(人時/OEE/不良/CO₂) 2) SKU/段替頻度 3) 停止可能時間
既存I/F(PLC/上位) 5) 安全要求 6) ITポリシー(ID/通信/更新)
物流導線 8) 教育対象(オペ/保全) 9) 予備品/EoL 10) 省エネ目標
B. 据付〜立上げの標準手順(要点)
受入安全検査(非常停止・フェンス・セーフティI/O)
レベル出し→配線→I/Oチェック→ドライ→ウェット→量産試し
レシピ・バックアップ、ロールバック手順の明文化
C. 保全台本
監視点:振動/温度/電流(閾値→アラート→指示→交換)
週次:停止要因Pareto→1アクション(設定/治具/点検)
月次:OEE/エネ原単位レビュー→改善計画更新
稼働:稼働率、OEE、MTBF/MTTR、計画外停止時間
品質:不良率、再検率、トレーサビリティ欠落ゼロ
省人/コスト:人時/個、段替時間、在庫回転、LCC
エネルギー:kWh/個、ピーク電力、回生・待機削減
安全/セキュリティ:災害ゼロ日数、是正完了率、パッチ適用率
要件ふわふわ → ユースケースとKPIを1枚の要件定義でロック。
段替に弱い → レシピ一元管理・治具標準化・自動位置決め。
立上げ長引く → 事前FATのドライ/ウェット分離、現地は接続と最終調整に集中。
ログが活きない → 停止要因の分類を5〜7カテゴリに固定、週次で1改善。
EoL突発 → 主要部品の供給期限リスト化、代替設計の事前承認。
食品工場のパッケージング:SKU増で段替多発 → レシピと治具統一+AMR導入。人時-28%/OEE+7pt/クレームゼロ。
EC倉庫の仕分け:AGV+AIビジョン導入、夜間無人で稼働。遠隔監視と予兆で計画外停止-60%。
金属加工のセル化:旧装置をOPC UAで統合、ダッシュボード運用で不良-35%/電力-14%。
Good(可視化):主要設備の稼働・停止・不良の見える化+TBM。
Better(最適化):+ CBM/PdM、AMR/協働ロボ、SLA(可用性・MTTR)。
Best(成果保証):+ 成果連動契約(OEE/人時/CO₂)、自動スケジューラ、EoL計画と年次CAPEX提案。
→ それぞれに回収年数・人時削減・電力削減の試算を添える。
省人化は、機械を置くことではなく、止めない仕組みを運用で再現すること。
標準化された設計×短い立上げ×予兆保全×SLAでニーズに応えるほど、
グラフも現場の表情も良くなります。
「今日も工場(倉庫)が止まらなかった」——その静かな達成感こそ、この仕事のやりがいです。
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