省人化システムを導入した企業様から、よくこんなお声をいただきます。
「導入してからが本番ですね…!」
その通りなんです😊
どれだけ立派なシステムでも、止まってしまっては意味がありません。
今回は、設置後の保守・点検・修理の重要性について、現場目線でお話していきます💬
目次
1. 省人化システムは“動き続けてこそ価値”がある⚙️
省人化システムは、多くの場合、
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生産ラインの要となる工程
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出荷・梱包のボトルネック解消
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在庫管理・ロジスティクスの中枢
など、「止まると全体に影響が出る」場所を担っています。
だからこそ、
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突然の停止 → 出荷遅延・残業増
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センサー不良 → 不良品の混入・クレーム
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通信トラブル → データが残らない・追跡不能
といったトラブルは、現場のストレスにも、利益にも大きなダメージを与えます😖
2. 「壊れてから呼ぶ」から「壊れる前に手を打つ」へ🔁
従来の設備保全は、
「壊れたらメーカーや業者を呼ぶ」というスタイルが一般的でした。
しかし、省人化システムは
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機械
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センサー
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制御盤
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ネットワーク
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ソフトウェア
が複雑に絡み合っています。
どこか一つが不調でも、全体が止まることがあります。
そこで重要なのが、予防保全・状態監視・定期点検です💡
3. 実際に行っている保守・点検の内容🔍
ここからは、私たちが省人化システム導入後に行っている
「保守・点検・修理」の具体的な内容をご紹介します。
① 定期点検(年次・月次など)の実施📆
システムの重要度や稼働時間に合わせて、
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年1回の総点検
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半年ごとの機能チェック
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月次の簡易点検
などのプランを組みます。
点検内容の一例👇
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各センサーの反応チェック
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配線のゆるみ・断線・劣化の確認
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ロボット・モーターの動作音・温度チェック
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制御盤内の清掃・端子の緩み確認
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バックアップデータ・ログの確認
これらを行うことで、
「まだ故障していないけれど兆候が出ている部分」を早期に発見し、
大きなトラブルになる前に手を打つことができます🛠️
② 消耗品の交換・クリーニング🧹
省人化システムといっても、
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ベルト・ローラー
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クランプのゴム部品
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フィルターやファン
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グリス・オイル
など、どうしても物理的に消耗する部分があります。
これらは、「壊れてから」だと遅く、
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生産ライン停止
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副資材のロス
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清掃・復旧に余計な時間
などが発生してしまいます。
定期的な交換・清掃をスケジュール化しておくことで、
現場の安定稼働に大きく貢献できます✨
③ ソフトウェア・設定の見直し💻
省人化システムは、稼働していく中で
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取り扱う製品のサイズや仕様が変わる
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作業手順が改善される
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ライン構成が変わる
といった変化が起こります。
その際、ソフトの設定や画面表示を現状に合わせて見直すことも大切です。
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タクトタイムの変更
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製品マスタの追加・編集
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表示メッセージの分かりやすさ改善
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ログの取り方の見直し
など、ちょっとした調整で、
「使い勝手の良さ」がグッと変わります😊
4. トラブル発生!そんなとき、どう動く?🚨
どれだけ予防保全をしていても、
機械である以上、100%トラブルゼロは現実的ではありません。
そこで私たちは、トラブル時の対応も含めて
「止めない・止まらない仕組みづくり」を意識しています。
① まずは電話・オンラインで状況確認📞💬
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どういうときに止まったか
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画面にどんなエラー表示が出ているか
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直前に何か設定変更や工事がなかったか
などをヒアリングし、
遠隔で対応できる内容であれば、即座にリモートサポートで対応します。
簡単なエラーであれば、
「このボタンを押してみてください」
「この設定画面を開いて、値を確認してみてください」
といった形で、電話口で復旧することもあります👍
② 駆けつけ対応が必要なケース
部品の破損・機械的な故障など、
現地での対応が必要な場合は、エリアごとのサービス体制で駆けつけます🚐💨
点検履歴やシステムの仕様を社内で共有しているため、
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使用している型式
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予備部品の有無
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過去のトラブル履歴
などを踏まえたうえで、できるだけ一度の訪問で復旧できるよう準備をして伺います。
5. 現場と一緒に「育てる」省人化システム🌱
省人化システムは、導入して終わりではなく、
現場と一緒に育てていく“パートナー”のような存在です。
たとえば、導入から1年ほど経つと、
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作業者さんがシステムに慣れてきて、もっと活用したくなる
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「ここも自動化できないかな?」という新しいアイデアが出てくる
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データを分析して、さらなる改善が見えてくる
といった“成長のタイミング”がやってきます🌟
そんなときに、
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追加センサーの導入
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表示器の増設
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ソフトのカスタマイズ
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レイアウトの微調整
などを行いながら、段階的に省人化レベルを高めていくことができます。
6. よくある不安・疑問にもお答えします🙋♀️🙋♂️
Q. 保守契約って、絶対に必要ですか?
➡ 必須ではありませんが、「止められないライン」ほどおすすめしています。
突発対応だけだと、どうしても「壊れてからの対応」になり、
結果としてコストもリスクも大きくなりがちです。
Q. 自社でできる日常点検ってありますか?
➡ はい、たくさんあります😊
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異音や振動がないか
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センサーに汚れやゴミが付着していないか
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非常停止ボタンが正常に動作するか
など、現場の方でもチェックできる項目を、一覧表にしてお渡しすることも可能です📝
Q. 24時間稼働なんですが、対応してもらえますか?
➡ プランやエリアによりますが、夜間・休日の緊急対応メニューをご用意することもできます。
事前にラインの重要度やリスクを一緒に整理し、最適な保守スタイルをご提案します。
7. まとめ:省人化システムは「導入+保守」で本領発揮💪
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省人化システムは、止まらず動き続けてこそ価値がある
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「壊れてから呼ぶ」ではなく、「壊れる前に点検」が結果的に安く・安全✨
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定期点検・消耗品交換・ソフト調整などが、安定稼働のカギ🔑
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トラブル時も、リモート+駆けつけ体制でサポート
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現場と一緒に、システムを“育てていく”視点が大切🌱
「省人化を導入してみたいけれど、運用や保守が不安…」
「今使っているシステムを、もっと上手に活用したい」
そんなお悩みがあれば、
設計〜設置・保守・修理までワンストップで対応できる私たちに、ぜひ一度ご相談ください📩
現場の皆さんが、安心してボタンを押せる。
夜、ラインを止めて帰るときにも、不安が少しでも減る。
そんな“頼れる相棒”としての省人化システムづくりを、
これからも一緒に進めていけたら嬉しいです🤝✨



